AIが導入されれば働き手が要らなくなるとも言われていますが、やはり優秀な人材は生き残り続けるだろうと思われます。

では経済界が考える「優秀な人材」とは、どのような人たちを指しているのでしょうか。

経産省の調べによると、経済界が求めている能力は明白です。

簡単に言えば、市場ニーズの多様化、単純作業の機械化が進展する中で、新しい価値の創出に貢献してくれる人材を欲しています。

具体的には、激動の中でも課題を見つけ出し、協調性を失わずにチーム一丸となって解決できる人物、すぐに逃げ出そうとせず、乗り越えようとする意欲がある人物、多様性を尊重できる人物、そしてコミュニケーション能力のある人物です。

他にも産業界は、リベラルアーツが具わっている人物、情報活用能力のある人物を推しています。

尤もらしい人物像が並んでいますが、その中でもコミュニケーション能力は目を引きます。

この能力だけは、昔から変わらず重視されているからです。

確かにこの先技術進化が進んでも、最終的な工程に関わるのは人間であることから、コミュニケーション能力は欠かせません。

日本は海外と比較すると協調性を重視する傾向が高く、コミュニケーション能力が高い人は沢山いるように思われます。

他方、主体的に課題設定できる人材は不足しているのではないでしょうか。産業界はどちらも求めているようですが、筆者は後者の人材がより重視される時代が訪れるような気がします。

ITの時代にあって、協調性が物を言う領域は狭まっているように感じるからです。