自社のHP制作を外部に依頼する場合、どのような手順で行えばよいのでしょうか。多くの人は気付いていないのですが、実は制作会社の担当者と打ち合わせした段階で見積もりやウェブの素案は大体決まってくるものです。そんなことが可能なのかと思われるかもしれませんが、外注先も多くの案件を請け負ってきたプロであり、どのようなフォーマットに落とし込めばよいのか、既にパターン化しているのです。ですから依頼する時はクライアント側でもそれなりに準備してから出向いた方が賢明です。何も準備せずに一から打ち合わせに臨むと、制作会社の提案の質が低下する可能性があります。ここではその事前準備が具体的に何を指すのか解説すると共に、過去に制作を依頼した経験のある方に向けて、より良い準備の仕方を教えたいと思います。皆さんに最初に頭に入れて頂きたいのは、制作会社がスムーズに見積もりを出してくれるケースでは、その見積額が安くなる傾向にあるということです。どういうことかというと、制作会社にも労働時間があり、その時間を削ってくれるようなクライアントの案件に対しては、相応の価格で引き受けるわけです。ですからクライアントとしてはそのケースを狙って準備しなければなりません。具体的には、目的、納期、予算を明確化しておきます。これさえきちんと済ませれば、制作会社としても本腰を入れて素案の作成に取り掛かれます。ですから自社内で綿密に打ち合わせしておくことが第一条件になるのです。上の三つの準備について、具体的に説明しましょう。目的の明確化については理解しやすいと思いますが、意外に実践できていないクライアントが多いのをご存知でしょうか。ここで言う「目的」とは、単に「業績をアップさせたい」といった抽象的なレベルのそれを指しません。より具体的な目的を設定しておく必要があるのです。例えば売り上げの増加を目的とするのであれば、「30代の男性をターゲットにしてアクセス数を2.5倍にしたい」といった具合です。見込み客の増加を目的とするのであれば、「法人からのお問い合わせ件数を倍増させたい」などと依頼すればよいでしょう。採用サイトを訪れる方のエントリー増加を希望される場合は、「自社のことをイメージし易いコンテンツ作り」を目的として相談すればよいのです。